
胴付き仕掛け(どうつきしかけ) って、シンプルな構造だけど、船釣りや堤防釣りの基本的な仕掛けって聞くよね?自作する方法や、どんな魚に効果的なのか詳しく知りたいな〜!!



うんうん、わかる!胴付き仕掛けは、構造がシンプルでトラブルが少なく、応用範囲が広いから、多くの魚種を狙う上でマスターしておきたい仕掛けだよ!
胴付き仕掛けは、幹糸(メインライン)に複数の枝ス(ハリス)を出し、一番下にオモリを付けるという非常にシンプルな構造を持つ釣り仕掛けです。
この単純な構造のおかげで、仕掛けが絡みにくく、海底付近を効率よく探れるため、船釣りや堤防釣りにおいて根魚やカレイ、カワハギなど多様なターゲットを狙う基本の仕掛けとして利用されています。
そこで今回は、胴付き仕掛けの基本的な構造、自作の方法、そして釣果を最大限に引き出すための応用テクニックまでを網羅的に解説します。


1. 胴付き仕掛け(どうつきしかけ)とは
胴付き仕掛けは、船釣りや堤防釣りで広く使われる垂直方向の探り釣り用の仕掛けです。その構造と特徴を理解しましょう。


1-1. 仕掛けの基本的な構造と名称
胴付き仕掛けの基本的な構造は以下の通りです。
- 幹糸(みきいと): リールから繋がる道糸と接続する、仕掛けのメインとなる太いライン。
- 枝ス(えだす)/ハリス: 幹糸から直角に出る細いラインで、この先に針を結びます。通常2〜3本程度が一般的です。
- オモリ: 仕掛けの一番下に付け、仕掛けを沈ませてタナをキープする役割を果たします。
1-2. 胴付き仕掛けのメリット
- 絡みにくい: 枝スが短く、オモリが一番下にあるため、仕掛けが絡みにくく(トラブルレス)、初心者でも扱いやすいです。
- タナを探りやすい: オモリで底をしっかりと取れるため、魚が潜む海底付近のタナを正確かつ効率よく探ることができます。
- 汎用性が高い: 根魚、カレイ、カワハギ、アジなど、様々な魚種に対応できる汎用性の高さが魅力です。
2. 胴付き仕掛けの作り方:自作で釣果を上げる
胴付き仕掛けは自作が比較的容易であり、ターゲットや釣り場に合わせてカスタマイズすることで釣果アップに繋がります。


2-1. 必要な道具と材料
- 幹糸(メインライン): フロロカーボンやナイロンの4号〜8号程度。
- ハリス(枝ス): フロロカーボンの1号〜4号程度(幹糸より細くする)。
- 針: 狙う魚種に合わせたもの(例: 根魚なら丸セイゴ針、カワハギなら専用針)。
- 結び金具: スナップ付きサルカンや親子サルカン。
2-2. 釣果を左右する「エサ」の選び方
胴付き仕掛けで使うエサは、狙う魚によって使い分けます。
- オキアミ・イソメ: 万能で食いが良いですが、エサ取り(小魚)に弱いのが難点です。
- 魚の切り身(サバなど): カサゴなどの根魚に有効で、エサ持ちが良いです。
- カニ(重要): チヌ(クロダイ)や大型の根魚、石鯛などを狙うなら、現地でも調達できる「カニ」が最強のエサになります。エサ取りに非常に強く、大物だけを選んで釣ることができます。
もし現地でカニが捕まらない時に備えて、私はいつも『パワークラブ(カニ型ワーム)』をバッグに忍ばせています。これならエサ切れの心配もありません。
▼現地調達のカニで大物を狙う!捕まえ方と詳しい使い方はこちら
2-3. 枝スの結び方と間隔の決め方
枝スを幹糸に結びつけるには、外掛け結び(または内掛け結び)を使ったシンプルな結び方や、親子サルカンを使って接続する方法が一般的です。
- 枝スの長さ: 短すぎると食いが悪くなり、長すぎると絡みやすくなります。通常は5cm〜15cm程度が基本です。
- 枝スの間隔: 枝ス同士が絡まないよう、枝スの長さの2倍以上の間隔(20cm〜40cm程度)を空けるのが標準です。
「図解だけだと分かりにくい…」という方は、以下の動画が非常に分かりやすいので参考にしてみてください!
▶︎「エダス結び」の手順こちら
出典:YouTubeチャンネル『FISHING SLOW LIFE』
この動画の通りにやれば、初めてでも強度のあるエダスが作れますよ!
2-4. 狙う魚種に合わせたカスタマイズの例
- 根魚(カサゴ、アイナメ): 枝スを1〜2本に減らし、エサをしっかりとアピールできるようにします。
自作はコストが安く済みますが、初めてで結ぶのが不安な方は、最初は市販の完成済み仕掛けを使うのもアリです!これなら道糸に結ぶだけで5秒で釣りが開始できます。
3. 胴付き仕掛けを使った釣り方とコツ
胴付き仕掛けを効果的に使うための基本的な操作と、釣果を上げるためのコツを解説します。
オモリの号数は、潮の速さだけでなく狙う魚でも使い分けています。
実際の釣行では、イシガキダイやヨコシマクロダイなどの大物狙いでは15号、小型中心で数釣りしたいときは10号を使用しています。
潮が速い状況で軽いオモリを使うと仕掛けが安定せず、結果的に根掛かりが増えることがありました。
そのため、迷ったときは重めを基準にしています。
3-1. 基本の動作:底取りとタタキ
- 底を取る: 仕掛けを投入したら、オモリが海底に着底するのをしっかりと確認します。ラインの動きが止まったら底に着いた合図です。
- タナを合わせる: 底から数センチ〜数十センチ仕掛けを持ち上げ、根掛かりを防ぎつつ、魚の居るタナに針を合わせます。
- タタキ: 竿先を小刻みに上下させたり、オモリを海底で軽く叩くように動かしたり(タタキ)することで、エサに動きを与えて魚にアピールします。
3-2. 釣果を上げる「誘い」のテクニック
- シェイク(誘い上げ・誘い下げ): 竿先を大きくゆっくりと持ち上げたり、下げたりすることで、広範囲の魚にエサの存在をアピールします。特に活性の低い時や、魚が中層に浮いている場合に有効です。
- ステイ(待ち): 誘いをかけた後、数秒間完全に動きを止める(ステイ)ことで、動いていたエサに魚が安心して食いつく間を与えます。
3-3. 根掛かりを減らす工夫
胴付き仕掛けは底付近を探るため根掛かりは避けられません。
- オモリを軽くする: 潮の流れと水深が許す限り、軽いオモリを使用し、底を引きずらないようにします。
- タナを少し上げる: 底から仕掛けを少し(10cm〜30cm程度)持ち上げて、オモリが海底の障害物に触れるのを減らしましょう。
4. 胴付き仕掛けで狙える代表的な魚種
胴付き仕掛けの汎用性の高さを活かし、狙える代表的な魚種を紹介します。
4-1. 根魚(カサゴ、アイナメ、ソイ)
岩礁帯やテトラ帯の隙間に潜む根魚は、底を効率よく探れる胴付き仕掛けの主要なターゲットです。特にエサに動きを与えるタタキが非常に有効です。
4-2. カワハギ・カレイ
海底の砂泥地に生息するカレイや、エサ取りの名人であるカワハギも胴付き仕掛けで狙えます。これらの魚は海底を静かに探る必要があるため、仕掛けをあまり動かしすぎない「待ち」のテクニックが重要になります。
4-3. アジ・サバ(船釣り)
船からのアジやサバ釣りでは、胴付き仕掛けをサビキ仕掛けと併用するか、コマセカゴの上に胴付き仕掛けを付ける形で使われます。枝スを長めに取ることで、群れの中を漂うエサを演出します。
5. 胴付き仕掛けのまとめ
胴付き仕掛けは、船釣りや堤防釣りにおける最も基本的な仕掛けであり、そのシンプルさゆえに高い汎用性とトラブルの少なさを誇ります。
底をしっかりと取り、タタキやシェイクで魚にアピールするという基本動作をマスターすれば、カサゴ、カワハギ、カレイなど様々な魚種を効率よく釣り上げることができます。仕掛けの自作にも挑戦し、ご自身の釣り場に合わせた最高の胴付き仕掛けを完成させましょう。
ちなみに、この「胴付き仕掛け」と「カニ餌」の組み合わせで、実際に離島の夜釣りで高級魚を攻略した実釣レポートもあります。仕掛けの実践的な使い方の参考になると思いますので、ぜひ合わせてご覧ください。
胴付き仕掛けに関する疑問を解決!
Q1. 胴付き仕掛けと天秤仕掛けの違いは何ですか?
天秤仕掛けは、オモリと仕掛けの間に天秤と呼ばれる棒状のパーツが入ることで、仕掛けが水平方向に広がり、広い範囲を効率よく探れます。胴付き仕掛けは仕掛けが垂直になり、海底の狭い範囲を正確に探るのに適しています。
Q2. 胴付き仕掛けを使う上で、最も絡みやすい原因は何ですか?
最も絡みやすい原因は仕掛けの投入時のラインの放出不良と、枝スが長すぎることです。枝スを短めにし、仕掛けを投入する際にサミング(糸の出を指で制御すること)をしっかり行い、ふわりと落とすようにしましょう。
Q3. 幹糸とハリスの太さを変えるのはなぜですか?
幹糸よりハリスを細くするのは、万が一根掛かりした際に細いハリスのところから切れるようにするためです。これにより、オモリや仕掛け全体を失うことを防ぎ、仕掛けのロストを最小限に抑えられます。




























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