与論島で夜釣りをするなら、「どんなエサを使うか」は釣果を大きく左右します。
実際に供利港(ともりこう)や茶花漁港(ちゃばなぎょこう)で釣行して痛感したのは、「カニ餌」の圧倒的な安定感でした。
潮が動く夜、底物を狙う釣りでは、エビや切り身よりも明らかに反応が良く、
ヨコシマクロダイやイシガキダイといった与論島らしい魚がしっかり口を使ってきます。
この記事では、与論島で実際に釣果が出た「カニ餌」について、
基礎知識から採取方法、付け方、死にガニの使いどころまで詳しく解説します。
- 与論島の夜釣りでカニ餌が強い理由
- カニ餌の正しい使い方と釣果が出た実例
- 生きガニ・死にガニの使い分け方

与論島におけるカニ餌とは
与論島の夜釣りで使われる「カニ餌」とは、港周辺やテトラ帯に生息する小型のカニを現地調達し、そのままエサとして使う釣法です。 特に底物(ロックフィッシュやフエダイ系)狙いでは定番で、現地の釣り人(ロコ)にも昔から愛用されています。
なぜ与論島の夜釣りでカニ餌が強いのか
与論島の海底はサンゴや岩礁帯が多く、夜になると底物が活発にエサを探し回ります。 イシガキダイやヨコシマクロダイは自然下で甲殻類を主食としており、彼らにとって「カニ=普段食べているご馳走」です。そのため、オキアミなどに比べて違和感が非常に少ないのが特徴です。
狙える魚種
私の実釣で実際に反応があったのは以下の魚たちです。
- イシガキダイ
- ヨコシマクロダイ
潮や場所によっては、竿をへし折るような大型個体が混じることもあり、まさに「夢のあるエサ」と言えます。
カニ餌が成立する条件
カニ餌が活きるのは、サーフ(砂浜)ではなく、港・堤防・テトラ帯といった「底が複雑な場所」です。
与論島の地形と底物の関係
今回竿を出した「供利港」や「茶花漁港」は、以下の条件が揃っていました。
- テトラポッドが入っている
- 海底に岩の切れ目(スリット)がある
- 港内外の潮ヨレが発生する
これらは全て底物が身を潜めやすい環境であり、カニ餌を落とすのに最適なポイントです。
夜釣りとの相性
夜は魚の警戒心が下がり、カニ餌の存在に素直に反応します。 昼間だと見切られるような仕掛けでも、夜なら「ガツン!」と明確なアタリが出やすいのが特徴です。
カニ餌のメリット・デメリット
最強のエサですが、良い点と悪い点があります。
メリット
最大の強みは、「エサ持ちの良さ」と「ターゲットの選択性」です。 オキアミだとスズメダイなどの小魚に瞬殺されますが、カニは硬いため小魚に取られにくく、本命の底物だけを狙って釣りをすることができます。
デメリットと回避方法
一方で、「採取の手間」や「生きたカニの扱いづらさ(挟まれる)」があります。 ただし、後述するように与論島では「死にガニ」でも十分釣れるため、生き餌の管理にそこまで神経質になりすぎる必要はありません。
釣り開始前に時間を取って探すか、カニがいない時のために「カニ型ワーム(パワークラブ等)」を予備で持参するのがオススメです!
実釣例・釣果体験【与論島】
実際のレポート記事でも紹介しましたが、カニ餌の威力は絶大でした。
供利港での夜釣りでは、カニ餌を投入した直後に良型のヨコシマクロダイがヒット。 また、茶花漁港ではイシガキダイが連続して反応しました。
特に印象的だったのは、「エビ餌(オキアミ)で反応がなかった時間帯でも、カニ餌に替えるとすぐにアタリが出た」という点です。エサを変えるだけで状況が一変することを肌で感じました。
▼カニ餌で連発した実釣レポートはこちら
カニ餌のコツ・使い方
ここでは、釣果を左右する具体的なテクニックを紹介します。
▼実際に与論島の港で現地調達したカニ


カニの捕まえ方
- 場所: 港のスロープ(波打ち際)、テトラポッドの隙間、ゴロタ石の下。
- コツ: 夜ならヘッドライトで照らすと動きが止まるので、素手や網で簡単に捕まえられます。
- サイズ: 「甲羅の幅が3〜5cm(マッチ箱くらい)」あるとアピール力抜群です。あまりに大きすぎる場合は、ハサミをもぐか、半分に切って使いましょう。
針への付け方
カニ餌は「深く刺さない」ことが重要です。 尻側から針を浅く刺して、足が動くようにするなど「自然な動き」を残すことで食いが良くなります。
「生きガニ」と「死にガニ」の使い分け
- 生きガニ: 潮が速いときや、魚の活性が高くアピールしたい時に有効。
- 死にガニ: 潮が緩いときや、長時間放置する場合に有効。
驚くべきことに、死んでしまったカニでも魚は食ってきます。 カニの匂い自体が誘いになるため、死んでしまっても捨てずに使いましょう。むしろ、死にガニの方が食い込みが良いケースさえあります。
注意点やリスク
夜のカニ採取や釣りでは、安全管理が最優先です。
- 滑りやすい足場: 濡れたテトラやスロープは非常に滑ります。
- 暗さ: 足元が見えないと転落の危険があります。
必ず明るいヘッドライト、滑りにくい靴(フィッシングシューズ等)、ライフジャケットなどの安全装備を用意してから楽しみましょう。
カニ餌の手順
釣り場に着いてからの具体的なステップです。
- 採取: 港のスロープやテトラ周辺をライトで照らし、カニを捕まえます。
- 保管: 海水を入れたバケツで保管します(死んでも使えるので酸欠はあまり気にしなくてOK)。
- セット: 使用直前に針へ付けます。
- 投入: 堤防の際(ヘチ)や基礎石周りを意識して投入します。
- 待機: 糸を張って、置き竿気味でアタリを待ちます。


おすすめの仕掛けとタックル
与論島の夜釣りで、カニ餌を最も活かせる仕掛けと、大物に負けないタックル構成を紹介します。
仕掛け:自作の胴付き仕掛け
- 推奨構成: 「胴付き仕掛け」(ハリス5号以上推奨) + オモリ10〜15号
- 理由: オモリが下にあるため根掛かりを抑えつつ、カニを底から少し浮かせてアピールできます。
▼今回使った「胴付き仕掛け」の作り方はこちら
推奨タックル(ロッド・リール)
食ってくる魚はパワーが桁違いです。強引に浮かせられる装備が必要です。
- ロッド: ロッド: ML〜MH(ミディアムライト〜ミディアムヘビー)クラス以上のルアーロッド
- リール: 3000〜5000番クラス(ドラグ力が強いもの)
- ライン: PE2号以上 + リーダー6号以上
【必須】クッションゴム
これがあるかないかでキャッチ率が変わります。 大物が突っ込んだ瞬間の衝撃を吸収するために、φ1.5mm〜2mm程度のクッションゴムを必ず挟んでください。これがないと、太いハリスでも切られることがあります。
まとめ
与論島の夜釣りで釣果を伸ばしたいなら、「カニ餌」は最優先で用意すべきエサです。
- エサ取りに強い
- 高級魚が釣れる
- 死にガニでもOK
この3つの特徴を理解し、潮の動きに合わせて投入することで、初めての方でも十分な釣果が期待できます。ぜひ次回の遠征で試してみてください!
よくある質問(Q&A)
Q. 死んだカニでも本当に釣れますか?
A. はい、釣れます。実釣では死にガニでもイシガキダイやクロダイがヒットしています。むしろハサミで攻撃してこないので、魚が食べやすい場合もあります。
Q. 与論島でカニは簡単に採れますか?
A. 港のスロープ周辺やテトラ帯で、夜間にライトで照らせば比較的簡単に見つかります。
Q. カニ餌がない場合の代替は?
A. どうしても捕まらない場合は「エビ餌(オキアミ)」や「魚の切り身」でも釣れますが、エサ取り対策としてはやはりカニ餌が最強です。市販の「パワークラブ(カニ型ワーム)」を持参するのもおすすめです。






























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