屋外なら自然に緑になるのに、室内ではいつまでも水が透明なまま。窓際へ移すべきか、LEDを長く点けるべきか、迷いやすいところです。
室内でも、光・水温・栄養の三つがそろえばグリーンウォーターは作れます。目安はLEDを1日10時間以上、水温15〜30℃。できれば20℃以上を保つと進みやすくなります。
大切なのは、飼育水槽をいきなり濃くしないことです。まずは別容器で少量を育て、色と臭いを確かめながら使っていきましょう。
室内で作るために必要な条件
グリーンウォーターの緑色は、水中で増えた植物性プランクトンによるものです。室内では自然光が弱くなりやすいため、屋外よりも照明と温度を意識して整えます。
| 条件 | 室内での目安 | 見直す点 |
|---|---|---|
| 照明 | LEDを1日10時間以上 | タイマーで毎日同じ時間にする |
| 水温 | 15〜30℃、理想は20℃以上 | 冬は低温と日内変動を避ける |
| 日数 | 3〜14日 | 数日で色が出なくても足しすぎない |
| 水の動き | ときどき撹拌、理想は弱いエアレーション | 沈殿と酸欠を防ぐ |
一般的な室内灯だけでは光量が安定しません。水槽用LEDを容器の上から当てます。夜通し点灯する必要はなく、明暗の周期を作るため消灯時間も設けます。
別容器でグリーンウォーターを作る手順
1. 光を通す容器と水を用意する
透明なペットボトルやガラス瓶、透明ケースを使います。カルキを抜いた水だけでも始められますが、健康なメダカの飼育水や、できあがったグリーンウォーターを少量加えると立ち上がりが早くなります。
飼育水槽とは分けておけば、濃くなりすぎても魚へ直接影響しません。予備を二つに分けて育てると、一方を使い切ったときにも安心です。
2. LEDと水温を安定させる
LEDは1日10時間以上を目安に照射します。容器との距離が遠すぎると光が弱くなるため、発熱しない範囲で上から均等に当てます。水温計も入れ、15〜30℃の範囲を保ちましょう。
3. 栄養は規定量を守って加える
植物プランクトンの培養液を使うなら、キョーリン イージーグリーンが選択肢です。水5Lに5mLというメーカーの規定量を守ります。園芸用液肥は魚への安全量を判断しにくいため、飼育水へ直接入れる使い方は避けたほうが無難です。
GEX メダカ元気 育てるPSBウォーター 1Lは、光合成細菌によって稚魚の餌になるプランクトンが育ちやすい環境を補助する製品です。PSB特有の臭いを抑えた仕様なので室内で扱いやすいものの、LEDや温度管理の代わりにはなりません。こちらも表示どおりの量で使います。
4. 撹拌しながら3〜14日待つ
植物性プランクトンは動きのない水で沈みやすいため、1日1回ほど容器を軽く揺らします。できれば弱いエアレーションを続けます。強い水流や細かな泡で激しくかき回す必要はありません。
条件が合えば、3〜14日ほどで水に緑色が出てきます。完成の目安は薄い緑茶くらいです。急いで栄養剤を追加するより、照明時間と水温が安定しているかを先に確かめます。
できた水を飼育容器へ入れる方法
培養した水は、一度に全量を移さず少しずつ混ぜます。水深30cmなら、底に置いた白い皿がうっすら見える程度がひとつの目安です。メダカの姿が見えないほど濃くしません。
水質や温度の差もあるため、最初は飼育水の一部と置き換える感覚で使います。メダカを迎える準備、カルキ抜き、水合わせの基本は初心者向けのメダカの飼い方も確認してください。
冬の室内で維持するコツ
冬は日照時間よりも、水温低下で増殖が鈍るケースが目立ちます。15℃を下回る環境では、保温した部屋へ移すか、小型ヒーターで急な温度変化を抑えます。増やしたい時期は20℃以上が目安です。
- 窓際の夜間冷気を避ける
- LEDはタイマーで毎日10時間以上点灯する
- 蒸発分はカルキを抜いた水で少しずつ補う
- 濃い培養水を使い切らず、種水を残す
保温しても増え方は季節や容器ごとに変わります。透明になった、何日待っても緑にならないときは、栄養剤を重ねる前に、親記事の透明になった原因とグリーンウォーターの戻し方に沿って光・栄養・換水を見直してください。
室内なら臭いと酸欠を毎日見る
健全なグリーンウォーターは、強い腐敗臭を放つものではありません。カビ臭い、下水のような臭いがする、表面に膜が張るといった変化があれば使用を止めます。カビ臭は藍藻が増えた可能性もあるため、その培養水はリセットします。
植物性プランクトンも夜は酸素を消費します。とくに濃い水、ふたを閉めた容器、メダカを多く入れた小容器は酸欠になりやすい条件です。ふたは密閉せず、弱いエアレーションで水面を動かします。メダカが水面で口をぱくぱくさせたら、すぐに部分換水して濃度を下げます。
よくある質問
室内のLEDは何時間点ければよいですか?
1日10時間以上が目安です。タイマーを使い、毎日同じ周期で点灯と消灯を繰り返します。夜通し点け続ける必要はありません。
何日で緑色になりますか?
水温15〜30℃、十分な光と栄養がある環境で3〜14日ほどです。20℃以上にすると進みやすくなりますが、種水や容器によって差があります。
エアレーションは必須ですか?
必須ではありませんが、沈殿と酸欠を防ぎやすくなります。使わない場合は容器を定期的に軽く撹拌し、密閉を避けてください。
臭いが出た水は薄めれば使えますか?
カビ臭や腐敗臭がある水は使いません。原因を残したまま薄めず、容器を洗って新しい水と健全な種水から作り直します。
まとめ
室内では、LEDを10時間以上、水温を15〜30℃に保つことが出発点です。別容器で3〜14日育て、薄い緑茶ほどの色になった水を少しずつ飼育容器へ加えます。
冬は20℃以上を意識し、弱いエアレーションで水を動かすと安定しやすくなります。濃さだけを追わず、臭いとメダカの呼吸まで見ておくと、室内でも扱いやすい状態を保てます。














































