イグジストが102,000円から、エアリティが65,000円から(いずれもメーカー希望本体価格・税抜)。同じダイワの汎用スピニングで、ボディもローターも同じ素材なのに、37,000円以上の差があります。
LT2500Sで比べると、エアリティは10g軽く、メーカー希望本体価格は37,500円低くなります。一方、イグジストにはドライブギア両端にもマグシールドBBがあります。
自重差は番手によって変わります。ここでは両シリーズのLTモデルを中心に、同じ型番の重量・価格と搭載部位を比べます。タイトルの37,500円はLT2500Sのメーカー希望本体価格(税抜)の差で、購入時の実売価格差とは異なります。
同じところ|素材構成は完全に同じ
まず、共通する仕様を確認します。公式スペック表で見ると、この3点は両シリーズで共通です。
イグジストとエアリティで同一の項目
- ボディ素材・構成/どちらもマグネシウムの1部品(モノコックボディ)
- ローター/どちらもZAION製のエアドライブローター
- スプール/どちらも薄肉アルミ
エアドライブデザインの4要素(ローター・ベール・スプール・シャフト)も、両シリーズのLTモデルは4つとも搭載しています。「上位機種だから素材がいい」という差は、この2つの間には存在しないということです。
スペックの差|LT2500Sで並べる
表は横にスクロールできます。価格はメーカー希望本体価格(税抜)。
| 項目 | 22イグジスト LT2500S | 23エアリティ LT2500S | 差 |
|---|---|---|---|
| 自重 | 160g | 150g | エアリティが10g軽い |
| マグシールド | 3箇所 ドライブギア両端・ピニオン部・ラインローラー部 | 2箇所 ピニオン部・ラインローラー部 | イグジストが1箇所多い |
| ベアリング | 12/1 | 11/1 | イグジストが1個多い |
| ギア比 | 5.1 | 5.1 | 同じ |
| 巻き取り長さ | 72cm | 72cm | 同じ |
| 最大ドラグ力 | 5kg | 5kg | 同じ |
| 標準巻糸量PE | 0.6号-200m | 0.6号-200m | 同じ |
| 本体価格 | 103,000円 | 65,500円 | 37,500円 |
公式スペック表で違いが出るのは、自重・マグシールドの搭載部位・ベアリングの数。ギア比も巻き取り長さも最大ドラグ力も標準巻糸量も同一です。
確認できる差|マグシールドの搭載部位とベアリング数
差の中心にあるのは、イグジストだけが持つドライブギア両端のマグシールドBBです。ベアリングそのものをマグシールドで封じた部品で、ハンドルの付け根から水や埃が入る経路を塞ぎます。
ダイワ公式は、このマグシールドBBとピニオン部・ラインローラー部を合わせた3箇所の構成について「ボディ内部は完全密閉され、完璧といえる防水防塵状態に保たれている」と書き、さらに「汎用リールでは、ハイエンドのEXISTのみに搭載される特別なスペックだ」と明記しています。
エアリティのLTはピニオン部とラインローラー部にマグシールドを搭載し、ドライブギア両端のマグシールドBBは搭載していません。比較したLT2500Sのボールベアリング数はイグジスト12個、エアリティ11個です。
ただし、ダイワ公式はこの2シリーズを比較した記述を出していません。価格差の全体をこの1点で説明することはできないので、ここでは確認できる差を並べるところまでにとどめます。
出典:ダイワ公式「EXIST LT TECHNOLOGY」/EXIST/エアリティ(いずれも2026年10月1日確認)。
自重の差は番手で変わる|5gと10g
重なる番手を並べます。差は一定ではなく、5gの番手と10gの番手があります。
表は横にスクロールできます。価格はメーカー希望本体価格(税抜)。
| 番手 | イグジスト | エアリティ | 自重差 | 価格差 |
|---|---|---|---|---|
| LT2000S-P | 155g / 102,000円 | 145g / 65,000円 | −10g | −37,000円 |
| LT2000S-H | 155g / 102,000円 | 145g / 65,000円 | −10g | −37,000円 |
| LT2500S | 160g / 103,000円 | 150g / 65,500円 | −10g | −37,500円 |
| LT2500S-XH | 160g / 103,000円 | 150g / 65,500円 | −10g | −37,500円 |
| LT2500S-DH | 170g / 106,000円 | 165g / 67,500円 | −5g | −38,500円 |
| PC LT2500 | 175g / 104,000円 | 165g / 66,000円 | −10g | −38,000円 |
| PC LT2500-H | 175g / 104,000円 | 165g / 66,000円 | −10g | −38,000円 |
| LT3000-H | 180g / 105,000円 | 175g / 66,500円 | −5g | −38,500円 |
| PC LT3000 | 190g / 106,000円 | 185g / 67,000円 | −5g | −39,000円 |
| PC LT3000-XH | 190g / 106,000円 | 185g / 67,000円 | −5g | −39,000円 |
| LT4000-XH | 205g / 107,000円 | 200g / 67,500円 | −5g | −39,500円 |
10g差は2000番・2500番・PC LT2500、5g差はダブルハンドルと3000番以上。この表で比較した番手ではエアリティが5〜10g軽いということです。
なお5000番は、スプール仕様が異なることを踏まえて比べる必要があります。イグジストはLT5000-C/LT5000-CXHで220g、エアリティはLT5000D-CXHで205gですが、エアリティ側は「D」の付いた別のスプール仕様で、標準巻糸量もPE2号300mと2.5号300mで違います。
どちらを選ぶか
イグジストを選ぶ理由になるもの
- 水がかかる前提の釣りで常用し、マグシールドの搭載部位を多くしておきたい
- マグネシウムボディの質感と、搭載部位の多さを所有条件にしている
- ドライブギア両端のマグシールドBBを、価格差を払ってでも確保したい
エアリティを選ぶ理由になるもの
- ピニオン部・ラインローラー部のマグシールドを備えたLTモデルを、重量と価格で選びたい
- とにかく軽い1台がほしい(番手により5〜10g軽い)
- 購入時の実売価格を比べ、差額をロッドやラインに回したい
なおエアリティにはST(センシティブチューン)という系統もあり、そちらはマグシールドが非搭載です。STはマグシールド以外の防水設計(ストッパーレスボディなど)は無印と共通で、非搭載になるのはマグシールドという1つの機構です。
それぞれのシリーズ全体は、こちらにまとめています。
イグジスト完全ガイド|LT・PC・SFの違い / エアリティ完全ガイド|LT・SF・STの違い
よくある質問
イグジストとエアリティ、どちらが軽いですか?
エアリティです。例えばLT2000S-P(155g対145g)、LT2500S(160g対150g)、PC LT2500(175g対165g)では10g軽く、LT2500S-DH(170g対165g)、LT3000-H(180g対175g)では5gの差でした。差の幅は番手によって変わります。
ボディやローターの素材に違いはありますか?
ありません。どちらもボディはマグネシウムの1部品(モノコックボディ)、ローターはZAION製、スプールは薄肉アルミです。エアドライブデザインの4要素も、両シリーズのLTモデルは4つとも搭載しています。
価格差は何に対して払うものですか?
公式スペック表で確認できる違いは、自重・マグシールドの搭載部位・ベアリングの数の3点です。イグジストはマグシールドを3箇所(ドライブギア両端・ピニオン部・ラインローラー部)に搭載し、ドライブギア両端はベアリング自体をマグシールドで封じたマグシールドBB。エアリティのLTは2箇所でハンドル側がありません。ただしダイワ公式はこの2シリーズを比較した記述を出していないため、価格差の全体をどれか1つの機構で説明することはできません。
巻きの性能や飛距離に差はありますか?
ここで比較したLT2500Sでは、ギア比・巻き取り長さ・最大ドラグ力・標準巻糸量が一致します。ただし、これだけで巻き心地や飛距離が同じとは判断できません。ダイワ公式はこの2シリーズを比較した記述を出していないため、巻き心地の優劣について公式の裏付けはありません。
まとめ
比較したLT2500Sでは、素材表記と主要スペックが一致し、自重・マグシールドの搭載部位・ベアリング数・価格に差があります。
ドライブギア両端のマグシールドBBを重視するならイグジスト、比較した番手の軽さと価格を重視するならエアリティが候補になります。LT2500Sのメーカー希望本体価格差は37,500円(税抜)。購入時は実売の差額を見て判断してください。
他のダイワシリーズはシリーズ一覧にまとめています。
このシリーズをさらに詳しく
シリーズ全体の構成は、それぞれの完全ガイドにまとめています。


















































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